藤本先生が体調不良だった為、存命時のドラ映画としては唯一の原作なし作品という珍しい作品。ただ、西遊記モチーフという原案は藤本先生の案らしい。そんな異例の作品ながら面白さはドラ映画の中でも上位に来る良作。ドラ映画に求める怖さがとても良い加減(ちなみにラスボスの牛魔王より妖怪版先生の方が怖い)で、西遊記というヒーローと怖い悪役という勧善懲悪ストーリーがしっかり出来てる安心の長編作品。いつものメンバーに西遊記キャラが当てはまり過ぎの為、ドラ分のコスチュームが無く西遊記御一行とただのタヌキ型…もといネコ型ロボットという点も見逃せない。是非とも中盤の金角/銀角戦やラストアクションに力を入れたリメイクなんかを期待したい旧ドラ映画のひとつ。ほいでWOWOW画質キレイだなw古さ感じなかったわ。「危険が危ない！」という迷(？)台詞を生んだ本作。実はもう一つ気になるトコが。ドラが“ひらりマント”を使うシーン。のぶ代の声は「ヤーリマント、ヤーリマント」に聞こえる。ひらりマント、ヤーリマント。皆さんはどっちに聞こえるのでしょうか…。
2018.3.25.
WOWOW
