バンクーバー国際映画祭にて

3人の思春期の若者たちのアイデンティティの確立と成長のドラマ。
保守的な父に同性愛であることを隠す子、トランスジェンダーとして生きることに寛容な母を持つ子、母とうまくいかず家を出てトランスジェンダーの彼女と暮らす子。

大人や周囲がどう思っているかに関わらず自分の思うように生きたい3人の微笑ましい姿が続く。彼らの1人と一緒に住むトランスジェンダーの子が失踪したことにより、それまでの三人なりの日常がぐらつく。

三人が支えあうことによりそれぞれのアイデンティティに悩みながらも自信をもつようになっていたが、三人の同世代の理解者ドーンの存在が大きい。

多様性をうたう都市でも、実際にはまだまだ理解が行き渡らず孤立してしまう可能性もある。
そんな状況でも必死に生きる若者の姿を描いているのかな。

• #LGBTQIA+関連映画_みむさん