ピョンちゃん

それでも私は生きていくのピョンちゃんのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
3.5
常に私的な体験をもとに映画を作り続けてきたミア・ハンセン=ラヴが父の看病と恋人との出会いから着想を得た作品。悲しみと喜びという正反対の二つの感情がどのように同時に存在し影響し合うのかが表現されていました。レア・セドゥ当て書きだけあって母であり娘であり恋人でもある等身大の女性を好演。複雑なキャラクターに説得力を持たせていました。
フランスの介護事情が詳細に描かれていて金銭的な問題など切実さは世界共通であることに加え尊厳死の是非にも思いが及ぶ作品でした。
ピョンちゃん

ピョンちゃん