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それでも私は生きていくのmのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
3.7
レア・セドゥの等身大の演技には完敗した。

正直あの綺麗事なラストで終わらせられたので、個人的には観終わった瞬間「ん〜?」となったけれど、監督の意図した物があったのを知れたのでまあ納得。

父ゲオルグは、恐らくもう長くはない死を目前としている中で…介護(娘として)・子育て(母として)・恋(女性として)これからを生きていくサンドラとの生と死の対比はとても良かった。

特に前置き無く観たので、正直サンドラとクレマンに関して私は、
「ああ〜恋って不倫やったんか〜い笑」となってしまった。しかも最悪な事に既婚者…。

ただ、"人は独りでは生きていけない"と言う事を強く感じた。
ラストの締めくくりに関しては監督のインタビューを読んで腑に落ちた。(不倫を肯定する訳では無いけど)
正直リアル意見からすると、この二人の関係はどれぐらい持つのだろう?と思った。
それを含めての"それでも私は生きていく"ってタイトルなんだろうなあ…。
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