グシケン

愛と哀しみのボレロのグシケンのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
3.7
出会いと愛と別れと再会、これらが紡ぐ人生の物語は時代・世代を超えて繰り返されていく。そんな色んな人間の一生をかき集めて縮図にしたような壮大な群像劇。それぞれの物語の中心に音楽があって、各シーンを彩っていく。
とにかく構成が素晴らしく、撮り方にとてつもない拘りを感じるのだが、あまりに登場人物が多いので、基本的には起こる出来事をなぞっていくだけのストーリー(ただ、その中でも表情や目線で心情を表現する演技は素晴らしかった。)であまり深みはない。
正直、予備知識なしで行ったので親子を同じ俳優が演じていることにすら気付かなかったため、途中から相関関係の理解がキャパオーバーになった。まぁでもそれがなかったとしても、戦後パートは前半に比べてやや退屈ではあった。
グシケン

グシケン