革ジャン、革パン、酒、タバコ、ドラッグ、女、、、
それまでベスト盤しか聞いたことがなかったような初見で、The Beatlesのイメージが覆され、また彼らの本当の格好よさを知れた作品。
色々知識つけたいま観なおしても、中々よく描けているのではないかな、と思います。
ジョンの口から愛と平和などという言葉は一切出ず、ご挨拶代わりにFワードが飛び交う始末。
キャストが似ているし、演奏シーンもひたすらに格好良いし、映画、音楽が好きな人にぜひ勧めたい作品です。
当時のリパプールの色のない映像から、本編に流れるオープニングはお洒落だし、ハンブルグでの演奏シーンやら、写真撮影のシーンなんかの小気味良いシーンも多くて、楽しめます。
イギリスにいた頃、クリスマスシーズンにこの作品がミュージカル化したことがありまして。ロンドンの小さな劇場での上演が、かえってこのアングラ感を高めて、生の演奏を含めた舞台は最高でした。
ただ、ひとつ。
お洒落アストリッド嬢のガウンに、キラリと光る”寿”の文字。そりゃないぜ。
