このレビューはネタバレを含みます
記録
自分の中で賛否が巻き起こっていて整理がつかないので、スコアはあくまで劇中のゴジラ描写の感動度合い。
ゴジラ映画を観ていると、自分の考えるゴジラ映画はどんなのがいいのかな、なんて考えてしまう。
ゴジラは敷居が高いようで案外、どんなゴジラ像があってもいい自由なコンテンツなのかもしれない。
CGに関して自分はハリウッド級じゃなくても全然観るに耐えない程じゃなければそこまでクオリティを求めない方。(だって「物語」を観るのが目的であって、CGはあくまでも表現のツールの一部だからね)今作はなかなか予想以上に作り込まれていて、冒頭のゴジラザウルスを見た時、「スゲェ…」と素直に感動した。エメリッヒ版をアップグレードした見た目、動き、質感ではなかったでしょうか。(後で知りましたが、blenderで作ったらしい。)
ただ不安だったのが「ゴジラが人を食べる」のではないか、もし食べてしまったらそれは「人食いのモンスター」であり、「怪獣のゴジラ」ではなくなってしまう。実際に東宝はハリウッドにゴジラを撮るなら人を食べさせないようにと条件を出したそう。ここが「怪獣(破壊者)」と「モンスター」との違いに思える。今までの山崎監督の改変癖で人を食べるゴジラにしてしまうのではないかと不安だったが、ちゃんと食べずにポイッと放り投げてくれるゴジラを観て「お！監督分かってますね！」と安心した。
あとは他の方のレビューに書いてあるように演技、演出、反戦の映し方が自分の中で否の要素として残ってしまった。
観た人が何をゴジラ映画に求めるのかによって評価が分かれるのは面白い。
70周年おめでとうございます。😊🙌🎉🎊
