全体的には相当満足した映画だった。
1954年ゴジラの前、かつマイナスワンというタイトルからゴジラが初めて登場するという設定と思っていたが、冒頭シーンから「ゴジラって聞いたことがある」という台詞があってそこはがっかりした。戦争と絡めているのでマッチョな作品になっていたのも微妙とは感じた。
途中くらいまではゴジラの存在は明らかになるが古き良き昭和を描いている山崎貴らしさのある映像でゴジラ映画として物足りなさは感じたが、途中からしっかりと作戦立ててかつ戦争映画的な臨場感と、ゴジラとしっかり戦ってくれた。
ドルビーシネマで見たから、ゴジラや特攻機のサラウンド音響が素晴らしいし、特にゴジラの熱線・静けさ・爆風の流れが何度見てもワクワクした。
ゴジラ自体の動きをもう少し見たかったところはあるが、皮膚のゴツゴツや複雑さはしっかり見れた。
