モスラ・バトラ・メカゴジラ・キングギドラ・スペースゴジラあたりを見てきたゴジラ世代からすると、このゴジラは全くゴジラと呼べるものではない。
正直、脚本が駄作としか思えない。結論として、監督・脚本を書いた人が根本的に不適切な人物ということ。
・好評点
戦闘シーンは素晴らしい。ゴジラがリアルな生物かのように描写されており、リアル感が増してそのシーンにのめり込めた。
・批評点
ゴジラなのに、人間愛をテーマにしたドラマ要素が満載で、ゴジラの世界観とミスマッチ過ぎた。
ゴジラがメインのはずなのにチープで浅い人間ドラマを見続けなければならず、正直苦痛だった。
ゴジラを観にきているのにテレビドラマを観ているかのような、不快感すらあった。ゴジラにそういう要素は求められていないはずだし、少なくとも我々世代の人間はこの脚本に苛立ちを覚えたと思う。
続編が期待される終わり方だったので次回作は作風に関して、現在の風潮やトレンドに逃げずに、これまでのゴジラという正統派の流れを継承した中での脚本構成を期待する。監督・脚本家に力があれば正統派でも描けるはず。
・追記
よくよく調べるとドラゴンクエスト5ユアストーリーの監督・脚本と同じ人物であった。
このゴジラの駄作さが全て腑に落ちた。あのドラクエ5は本当に酷い構成だったから。この人はオリジナルを無視・軽視する監督だ。非常に不愉快。なぜ大作ばかりに顔を出す?本当にファンの気持ちを考えない人物で、映画監督の中で唯一嫌いな監督だ。