題材・テーマ:0.6
キャスト・演技:0.6
映像:0.9
脚本:0.5
テンポ・編集:0.6
VFXの完成度は間違いなく素晴らしかった。
ただ、無駄の多い台詞回しや、深みに欠ける人物像、主題から逸脱したストーリー展開や、「辛くても生きる」という陳腐なテーマまで、映画としての中身は極めて薄っぺらい。
SF映画は映像だけでは成り立たない。「ゴジラ」というモチーフを使って、現実世界における何を暗喩するのか。確固たるテーマが無いことが、この作品の価値を下げている。
その点では『シン・ゴジラ』の方がズバ抜けて深い。
戦争、原爆、天災など、ゴジラに託す事ができるテーマは山ほどある。
誰か上手い人に脚本を頼んだ方が良かったのでは?