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ゴジラ-1.0のWTRのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.2
題材・テーマ:0.6
キャスト・演技:0.6
映像:0.9
脚本:0.5
テンポ・編集:0.6

VFXの完成度は間違いなく素晴らしかった。

ただ、無駄の多い台詞回しや、深みに欠ける人物像、主題から逸脱したストーリー展開や、「辛くても生きる」という陳腐なテーマまで、映画としての中身は極めて薄っぺらい。

SF映画は映像だけでは成り立たない。「ゴジラ」というモチーフを使って、現実世界における何を暗喩するのか。確固たるテーマが無いことが、この作品の価値を下げている。
その点では『シン・ゴジラ』の方がズバ抜けて深い。

戦争、原爆、天災など、ゴジラに託す事ができるテーマは山ほどある。
誰か上手い人に脚本を頼んだ方が良かったのでは?
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