このレビューはネタバレを含みます
重厚だったなぁ
母親→教師→子どもという視点の順番で話が進む『最後の決闘裁判』スタイルだったけど、やっぱこのスタイルの映画好き
視点人物が増えるごとに伏線が回収され、作品の深みがどんどん増していくのが最高なのよ
そして今作は視点が増えるごとに回収される伏線が、映画的には快楽でありながら、物語上は見てて辛くなっていくいうか「そういうことか……」ってなる感じでどんどん心にズシンとくる
物語上の伏線回収はもちろん、何気ない描写やポロっと言った発言の回収の仕方なども細かくてずっと惹きつけられる作品
テーマ性も語りすぎず描写で見せるところも上手すぎるし、校長が語る「しあわせ」のところみたいな言葉ではっきり伝えてくる部分もしっかり刺さる
全てのクオリティが高すぎる！！
