怪物のAAAのレビュー・感想・評価

得体の知れない存在や未体験の状況を恐れるのは人間に古来よりプログラミングされた本能で、それぞれの登場人物にとって現状が脅かされると感じた時、それが「怪物」に見えるという巧みすぎる脚本。

テンポの早さがすごく気になったけど、思い返せばそのテンポの早さこそが何かに怯える気持ちの焦りだったり、目まぐるしく変わっていく感情の起伏そのものにも思えて、自分も一連の出来事で混乱していたんだと感じた。

台風が去った後の朝、2人が笑って走ってくれた事ですごく勇気付けられた。