sさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(460)
ドラマ(9)

日本沈没(1973年製作の映画)

3.5

国とは土地ではなく、国民が作っているんだという事を再認識させられる作品。

とにかくスケールがデカい。
八甲田山の面々で作られていた。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

ニックのパーティーを目指している所は目的がそれしかなく、そこから2人の関係性や、登場人物による目的の派生がないので1つのボケに対して笑えないシーンが羅列している印象だったが、パーティーに到着し、主人公>>続きを読む

ノン子36歳 (家事手伝い)(2008年製作の映画)

3.6

そういう事って良くあるんだろう、東京で夢を諦めた女優が田舎でやさぐれている。

星野源が世界に出たいとか言いながら、田舎の祭りで店を出したい理由がよくわからなかった。

坂井真紀の夢を諦めた姿と、夢を
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踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

3.3

前作に引き続き、内部の組織構造との戦いを強いられる青島と室井。

わかりやすい敵である真矢みきを用意し、組織とは?という部分を勇気と正義感で切り開いていく。

マネされるようなセリフを考え、作り方から
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.6

ヴィンセント・ギャロのナルシシズムを堪能する113分。

我々は時間が経つにつれて彼の事については詳しくなっていくが、レイラの事についてはさっぱりわからない。
彼女はストックホルム症候群にも似た母性の
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.1

スターチャイルドになる事が1番の幸福であるという正義を肉体を持った我々人類に提示する肉体を持ったキューブリック。

モノリスが光出す所で目が覚めて、4回目にして初めて観られた映画。

今回は懐かしさか
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

本気で何回見たかわからない。

でも最初に観たときの衝撃を減らしたくないからなるべく観たくけど、また観たい。

いや、ビディりたい。

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.3

こんなに有名なのに一回も観たことがなかった作品。

映画の構造的には「フォードvsフェラーリ」と同じで、猟奇的な犯人との駆け引きというわけではなく、警視庁内部に蔓延る権力や、OPであったような向こう岸
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.8

ヌーヴェルヴァーグに大きな影響を与えたと言われている作品で軽妙なテンポで男女の関係が次々に展開していく。

石原裕次郎はジャン=ポール・ベルモンドの様になっていてもおかしくなかったのだろうけど、若くし
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突撃(1957年製作の映画)

3.7

前半の壮大な戦闘シーンから打って変わって、ミッドポイントを境に法廷ものへと変貌を遂げる。

「フルメタルジャケット」にもつながる様な構成だった。

上官の体裁や、恐怖支配による見せしめのために死刑にな
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世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.7

通常のウディ・アレン作品の中に歌と踊りが組み込まれているので、より多くの情報をセリフで見せる為に普段の登場人物より早口な人が多かった。

とても豪華なキャストたちが、とにかく喋って踊るだけかと思いきや
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.4

田中裕子が素晴らしく力強い芝居をしていて、「孤独な老人はこんなにも楽しいんだ」という時代へ向けてのメッセージを発していた。

しかし、プロポーズした場所で過去の自分との邂逅を終えてから日常に戻ってきて
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.4

「レイニーデイ〜」にも同様のシーンが出てきたが、ウディ・アレンはジャーナリズムを専攻している白人美女が映画監督の元に取材に行くと抱かれる。と思っている。

ジャンルはミステリーだが、インテリで名声欲が
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.1

運命めいたクリスマスの夜の出来事。

ウォン・カーヴァイと、デビットリンチへのオマージュが出てきた。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

夢を見ているときの訳の分からない言葉の羅列を言語化している音の流れが物凄く心地よかった。

きっと、ユングとかフロイトとかの無意識の集合体がどうちゃらみたいなのがこの物語には関係しているんだろうけど、
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311(2011年製作の映画)

3.3

それまで目にすることのなかった測定器を頼りに、ここまでは進んでも良い場所、ここからはダメな場所という線決めをさせられてしまう。

3.11を期に報道の在り方もよく問題に上がるようになった。
本作でも、
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バベル(2006年製作の映画)

3.3

誰にも悪意がない中で不幸に巻き込まれていく群像劇。

国を超えて連鎖する不幸には運命めいた何かの存在を感じ、我々はまさに宇宙船地球号に乗っているんだと思わされる。

それぞれのシーケンスに深く関連付き
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.1

日本版と続けて鑑賞。

人物や楽曲の懐かしさはやはり日本版の方が胸に来るものはあった。

しかし、映画としての細かな演出はダントツで韓国版の方が丁寧になされていた印象。

ラストの葬儀場でのダンスシー
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

三浦春馬のカッコ良さが面白かったり、彼女らは笑って騒いでるのに何故か感動したり、相対的な過去が照らしだられる事で体験もしていない自分の過去が呼び起こされる感覚になった。

女子高生になりたい。

ミッ
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.8

「21センチュリーウーマン」でもグレタ・ガーヴィグが行っていた様に、個人の持ち物や外殻を丁寧に見せる事で、理路整然としたアイデンティティーの演出が、その人物の内面をより効果的に映し出していた。

淡々
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.3

内容を全く思い出せなかったので再見。

心情に字幕が付いたり、画面に向かって話しかけたり、街中の人がアドバイスしたりとメタ化された演出に映画の自由を感じるし、時系列もバラバラに構成されていて500日の
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

4.0

「岸辺の旅」に繋がるような、主人公がそれぞれの人生を垣間見ていく構成。

是枝裕和の「幻の光」の時にも感じたが、第三者が見ているかのような視点でショットが積み重なっていっており、それはまるで西島秀俊の
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.9

蒼井優が原節子と高峰秀子をオマージュとして、しっかりと彼女自身の芝居として成立させている様はまさに日本映画界の宝だと思った。

「ただ、この人と一緒に居たいだけ」という想いが当時の日本からすると狂って
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.6

3回目くらい。
1年に1回は観ている。

人には多面性があってみんな何かを演じている。
母親も時には女になり、父親にもなる。
ジュリーとアビーもそれぞれの人生の中で多面性を持ち合わせている。

ウーマ
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星の子(2020年製作の映画)

4.0

芦田愛菜を取り囲む環境の全てがとても心地よく演出されており、ステレオタイプな悪意に満ちた人間が1人もいない事がより「信じるものが違う」というズレを浮き彫りにしていた。

観ている最中、「信じるものが違
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日本製造 メイド・イン・ジャパン(2018年製作の映画)

3.4

役所広司が消えた娘を探す「渇き」での描写が30分続くイメージ。

全員悪意に満ちていて、物語が進行していく。
「渇き」との違いでいうと、役所広司はクズでダメな父親だったが、その娘を思う親心がベースにあ
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.3

高校の時、日本映画専門チャンネルで何故か死ぬほどリピートされていて、学校から帰ってくる度に少しずつ観ていた作品。
なぜか今になって見返した。

嵐の櫻井くんを主演に迎え、芸大を舞台に物語が繰り広げられ
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ペット2(2019年製作の映画)

3.6

この映画のエンドロールが2時間続いても観れる。

デイジーの顔も伊藤沙莉に似ていた。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

前作「ア・ゴースト・ストーリー」では映像に時間を映していたが、本作はロバート・レッドフォードという歴史であり、時間を映像に映していた。

彼の役者人生の最後を飾るに相応しい題材で、再び銀行に足を踏み入
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生きちゃった(2020年製作の映画)

4.3

冒頭からインサートを必要以上に挟んだりアンビエントで、その場以外の音が鳴ったり、規則的に扇風機が動いたり、この物語世界が多面的に出来ていることを暗示し、それが不可解な太賀のキャラクターを決定付ける役割>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

3.6

「血縁関係を把握しておかないと大変な事になる」的な、地方都市ならではの嘘みたいな事実が沢山出てくるが、これは本当である。

「男は腕立て、女は踊れ」は地方の若者を的確に捉えた一言の様に感じた。

それ
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666号室(1982年製作の映画)

3.4

1982年当時の監督たちもその時代性を嘆き、「映画は失われつつある言語で、死にかけている芸術か?」という問題に対し、様々な意見が飛び交う。

それから40年近く経った現代では「テレビは失われつつある言
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

3.6

かき混ぜられたコーヒーのインサートが細胞分裂や銀河を思わせ、そこで語られる自らの存在の虚無性や、資本主義への警鐘がとても印象に残った。

60年代半ばは公営団地が立ち並び、日本でも「しとやかな獣」など
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

まるで「レオン」の様な構造を取った映画で、草薙くんがイチカに芽生えていく愛情を丁寧に描いおり、彼の持つその不気味な雰囲気からも草薙くんは日本のホアキン・フェニックスになり得る存在だと感じた。

しかし
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.8

冒頭の占いのシーンはまだ「選択」という希望があったからカラーだったのかなと思った。

タイトルの通り「5時から7時までを過ごすクレオ」を描いた作品で、1幕の「私は癌かもしれない」という提起を最後まで引
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5

キスシーンの撮影が決まり、気まずい雰囲気の中でウォーターベッドに2人で寝ているときのドランの説明的な口の芝居や、その他にもドランの芝居が他と比べて大きく、ドランの映画なのにドランの芝居が少し邪魔をして>>続きを読む

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