ドキュメンタリーと劇映画の中間のような描き方だけど、おそらく劇映画。
子供の頃に経験した夏の寂しさとかまだ帰りたくない気持ちとか背伸びしたくなる気持ちみたいなものが、遠く離れたフランスでも同じことが>>続きを読む
坂元裕二節はあまり感じなかったが、若手の俳優たちが躍動する映画だった。
最終的には和製「インターステラー」のように素粒子や量子力学といった、科学に基づいて、時間や空間を超える演出がなされた。
心が通>>続きを読む
コンクラーベを通じて、バチカンの幽閉された空間でおじさんたちの陰謀や権力欲が蠢く。
日本人からしたらあまりに遠い出来事で、これがなぜアカデミー賞にもノミネートされ、流行っているのだろうかと思ったが>>続きを読む
「パラサイト」に引き続き格差社会の底辺に生きる人々を悲哀に満ちた視点で描く姿勢がとても面白い。
クリーパーは「ナウシカ」を彷彿とさせて、クリーパーとのコミュニケーションはドゥニ・ヴィルヌーブの「メッ>>続きを読む
悪夢の連続。
ボーは恐れているを思い出した。
なぜパーフェクトブルーなのだろう。
作中では赤色が多かった印象。
綺麗なアイドルのミマは赤色を纏い、作り上げられた姿から脱却していく様が赤とは真逆の青な>>続きを読む
シンデレラストーリーのその先というキャッチコピーの通り、これが現実というものを突きつけてくる物語。
最後の最後、ラストカットの描写がなければ退屈な映画になっていた気がする。
アノーラと同じようにラ>>続きを読む
シネコンでインターバルを体験した初めての映画。
奥さんが戻ってきて初めての夜が印象的だった。
あの夜、ラースローは久々に勃起したんだと思う。
冒頭に行っていた売春宿でもずっと売春婦を褒めるのみで行為>>続きを読む
パロディ映画とはその映画を観ていないと成立しない。という考えを基に、前半にやった映画を後半にパロディ化すればよいではないかという思いで作られた実験的な作品。
確かに全員がパロディ映画を楽しむ仕組みに>>続きを読む
前半部分はお金持ちが召使をたくさん抱えて生活している様子がサイレントで描かれて、世界恐慌をきっかけに無一文に。
そしてその時代に基づいてそこからトーキーに変わる演出もオシャレだった。
ヨーヨーの人生>>続きを読む
結婚したいエテックスが推し活に走る話。
モテキみたいにいろんなタイプの女の人が出てきて、結局は灯台下暗し的な終わり方をする。
曲だけ知ってて生まれて初めて見た。
エルサのありのままの歌も、心情的にはみんなから孤立してでも、自分らしくあることを歌っているどちらかといえば少し投げやりになっている状態の歌であることがわかった。>>続きを読む
ネットの世界にアイツらが行って色んなあるあるを体験する描写だけで一生見ていられる。
ただ、ハンドル壊したのは割とヴァネロペにも責任あると思うんだけど、ラルフがインフルエンサーとして頑張っている間に別>>続きを読む
長く一緒にいるパートナーがいる人が見たらハッとさせられるような内容になっているのが、花束みたいな〜よりも前向きなテーマを感じた。
タイムトラベルの不可解な要素、過去で過ごした時間軸分現代軸が進むのか>>続きを読む
ゲームの世界のキャラクターたちがもし自由な意思を持って動いたらというワクワクする設定。
悪役を主人公に据えて、ありのままの自分を受け入れようというラストに帰結する。
すごく眠くなる良い映画。
東ドイツの凍てつく閉塞的な空気感は元社会主義の雰囲気が漂って、寂しくなる。
スーパーマーケットは主人公を閉じ込めるものではなく、社会とのつながりをもたらし、やがてその場所>>続きを読む
先にアニエスVによるジェーンBを観たので、アニエスVの息子が出ていることや、イギリスのガチ家族が出ていることも知った上で見られたのはすごく面白かった。
カンフーマスターとはビデオゲームの名前で、今と>>続きを読む
ジェーン・バーキンとアニエス・ヴァルダの仲の良さに終始ほっこり。
イマジナリーポートレイトという見たことのないジャンルで、ジェーン・バーキンの魅力を伝えるだけでなく、アニエス自身も表現したい方向へ持>>続きを読む
主人公のとっつきにくさと、愛せなさにより幸福なラザロと比べると少し見劣りする。
イタリアと祝祭、幻想的という点において、フェリーニを彷彿とする場面が数多く登場する。
墓を掘る、死んだ妻、死んだ娘の>>続きを読む
菅田将暉と転売屋で一見日本社会が抱える若者の暗部を黒沢清が炙り出す感じを出しておいて、蓋を開けてみれば純粋な西部劇だった。
壊れた男が壊れた街を歩く。
まさにフィルムノワールの世界。
毛深い女とネズミに礼儀を教えている男、野生で育った男。という異常にぶっ飛んだ設定の中から人間の本質を炙り出そうとする本作。
自然を最も愛する人間が実は1番俗物的というなんとも皮肉な結末。
テーブルマ>>続きを読む
あんまり集中して見れなかった
ごめんなさい
ウィルスミス対ゴキブリみたいなワクワクは全くなかった。
前章でわけわからんものを突きつけられたことへのアンサーがある。
大学生になった彼女たち。
独特な話し方にもすっかり愛着が湧いた。
主演2人の声の力によるところがかなり大きい。
エヴァとかドラえもん>>続きを読む
浅尾いにおのソラニンから続く、「超不謹慎なこと言っていいっすか?」の世界観を存分に発揮した作品。
ニッポンを覆う閉塞感や将来の展望がない若者像とかそんな日常の中に突如として現れる非日常。
だけどそれ>>続きを読む
2025年の1本目。
どんな仕事も誰かのためになっていて、そうやって社会は回っているし、その一部になれていることを誇りに思える作品。
料理監修の小林圭さんはアジア人初のミシュラン三つ星を5年連続で獲っているめっちゃすごい人だった。
フランスでレストランを展開している彼はこの映画の料理監修だけでなく、実体験が色々と脚本に反映されてい>>続きを読む
こんなに有名なのに今まで観たことがなかった。
ティンカーベルが喋らないことも知らなかったし、彼女のヤキモチから全てが始まっていた。
ニコラスケイジがずっと哀れな顔してて面白かった。
中年男性という生き物が周囲に対してどれだけ不安感を抱かせるかという部分に着目しているのも秀逸で、仮に性別が逆だったらこれだけ嫌われるというのもないだ>>続きを読む
「ファルコンレイク」で注目していたサラ・モンプチの美しさに磨きがかかって長編映画に帰ってきた。
題名が難しすぎて売る気ゼロなスタンスおもろい。
面白そうな種だけが蒔かれた。
狂信的なカルトの妄言か、それとも本当の映像なのか。何を信じて良いのかわからない風呂敷だけが広げられる。
海外旅行のホテルでNetflixに繋いだらジブリが見れたので鑑賞。
断片的に知ってはいたけどちゃんと観たことはなかった。
ひたすらにツラいことが起き続ける作品で10年くらいはもう観なくてもいいと思>>続きを読む
同性愛、HIV、DV、など90年代のアメリカで社会問題になり始めた題材をもとに女性たちが励まし合いながらアメリカを横断していくロードムービー。
男は添えものというタイトルそのまんまのシスターフッドな>>続きを読む
2010年代の洋画
エモい恋愛系によく見られる手持ちで追いながら、いい感じの洋楽がかかるタイプの作品。
セレステのキャラクターにそもそも感情移入ができなかった。
結末がが有名すぎてもはや逆に見たことがなかった。
その有名な結末を知っているから最初からそういう目線で見てしまった。
アバンギャルドな展開のはちゃめちゃな映画だが、豪華俳優陣がこの作品の信頼度を高めている。
面白いっぽいなこれ、みたいな感じの雰囲気作りが上手くいってる。
前作から36年ぶりの続編にも関わらず、アナログ感満載の映像がやはりビートルジュース。
情報量の多い演出とスピード感のある喋りでなんか一瞬で終わった。
ウィレム・デフォー今年めっちゃ見るけど、この現>>続きを読む