怪物だ～れだ！
カンヌ映画祭脚本賞受賞おめでとうございます！
うん、脚本賞納得。良く練られた脚本であった。
子どもたち、教師、親の視点で全然みえ方が違ってくる。
怪物はいたるところにいましたね。
子供の発言を疑わず先入観で人を攻める親。
見た目で人を判断する周りの大人たち。
多様性を病気と決めつける親。
事なかれ主義だけで動く校長はじめ教師たち。
広い視野を持てずになんとなく行動してしまう誠実だが人との関わりが苦手な教師。
大事なものを守ろために後先考えずに嘘をついてしまう子どもたち。
それぞれがそれぞれの怪物を内面に飼っています。
圧巻はラスト。
台風の中子どもたちを探す親たちとその後の子供たちの描写が食い違っている。
これはバットエンドと取るかハッピーエンドと取るかは見るものに委ねられる…
