このレビューはネタバレを含みます
気を衒うような怪物的行動を描くのではなく
人間誰もが持っているちいさな"怪物的"部分を
垣間見せる。
それぞれの視点からだと
自身は全く正常に描かれている。
でもその視点は私たちが普段持っているもの。
それが良いとか悪いとかではない。
そういうもの。
瑛太のあの鼻で笑う不貞腐れた態度
どうしても納得いかなくて怒りがおさまらない時
私もやっちゃうときあるな〜と。笑
そして
2人は本当に台風一過のあと無事だったのか
というレビューを書いてる方がいて
面白い解釈だと思った。
"生まれ変わり"というテーマが一貫してあるから
本当にそうだとすると胸がギュッとなる。
でも私は
「生まれ変わったの?」
「ちがうでしょ」
「そっか〜、よかった!」
これが全てだと思います。泣ける。
ちょっと物足りないかな〜という終わり方だからこそ
様々な解釈の猶予を与える、
脚本力がやっぱりおもしろすぎる。
子役2人あっぱれ。