moke

怪物のmokeのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

美しい旋律ひとつ音を間違えれば不協和音になる
あるいは調律が乱れたピアノのように
日常は静かに確実に狂いはじめる
一度ねじが外れれば崩壊は止められない
大人が大人であるが故の歪み
子どもが子どもであるが故の残酷さ
それらで成り立つ学校という異質な空間で
これが光だと夏空の下駈けるふたりが美しかった
共犯者が奏でる楽器は不協和音で
調和しない事へのネガティヴな面とポジティブな面
ただあるがままを生きるのだ

怪物≒自分とは違う異質なモノ
をソーシャルにパーソナルにそしてセクシュアリティ含め視点を変えつつ描いていた
誰でも何らかのコミュニティにおいて怪物になる可能性があるし実際、自分もなっているんだろうなーという戒めだったり

諏訪市に行ってみたい
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