このレビューはネタバレを含みます
全てが事実で相応の結果が伴う。
終わり方の晴れやかさには似合わない結果を想像する。
嘘で吹き出す怪物たちの声。
校舎内に響く管楽器のヘンテコな音を思い出す勝手なノスタルジックが見事に裏切られる気持ちよさよ
考察を見て
あの女の子との位置関係が面白い。
確かに印象は受けたが、彼女ほど麦野と星川を知ろうとした人は劇中にいただろうか。
あの時、音楽室にいたのは校長で彼らの関係性を垣間見て"いじめ"ではないことを知ったのかと思ったけれど、そうではないみたいだ。面白い
母も教師も麦野に向き合い、彼らなりに解釈をした上でやはり"私がしっかりしなきゃ"、"僕の何が悪かったのか"というような一方的な寄り添いで他方を追い詰める。これが間違いとは思わないしそれしかできないからやらなくちゃいけない。
