あいる

怪物のあいるのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

開始20分くらいで泣いたんだけど、なんか見ていくうちに騙されてたかも?えそういうことか❓と思って、一旦泣いたの取り消しにしたかったけれど泣いてよかったかも。

観たいと思ったのはリーフレットを見たとき。土をつけた少年2人とそれを囲う赤色が“怪物”をイメージしたようで綺麗だったから。

他の人たちの感想を見てから書いているのだけれど、子供たちの演技が落ち着いているという感想があってとてもそれだ!と思った。安藤サクラさんの演技..演技とは思えないほどのママぶり。声が良い。
先生のこと最初嫌いと思ってたけど全然好きになった。

噂によって勝手にイメージが壊されたり、何かを守ろうとして他人を守らない、誰かを助けようとして誰かを突き落とす、近づきたいけれど離れる、、、、人間と人間の気持ちがぐちゃぐちゃに混ざってでもどこかでは繋がっている。人によって視点は違うから思っていること信じていることが違うその中で生き延びようとした少年たちは強い、頭が良いと思った。

誰もが怪物になりうるそういうのを伝えたい映画だという感想が多かった。
けれど1番怪物だと思ったのは湊。全てを巻き込んだ気がする。



そして最後に音楽がいい...予告の時から耳から離れないピアノの音。
エンドロールはいつも目を開いているけれど今回は閉じたくて目を閉じながら聴いた。呼吸の音が邪魔。でも深呼吸をしたい、全身全霊で音楽を感じたいと思った。水の中に沈んでるみたい寝転がりたいと思った。
あいる

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