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怪物のりのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった
打ちのめされながら救われた感じ?逆かもしれん
何と言えば自分の中の感情を表せるんかわからん、、、

安藤サクラ目線のときの先生たちの気持ち悪さは、ラスト1/3で救われるところもあるし、逆に絶望するところもあって、もし私があの中の誰かでも全貌は把握できひんし誰かの怪物になってたと思う


校長先生と湊のトロンボーンのシーンで急に泣いてしまった
その後の校長先生は優しく寄り添ってるようで、でも言葉を受け取った湊は結局自分を怪物やと思ってしまったんじゃないか、否定されたように感じるんじゃないか、誰にでも手に入る幸せが手に入らないのって幸か不幸か、って考えるとやっぱり救われてないように感じるし、最後の2人が駆け出す明るいシーンってやっぱりそういうこと?って思ってしまうしハッピーエンドとは受け取れへんかったけどバッドエンドなのかって言われるとそういうわけじゃない

「こんな学校がいる先生……こんな先生がいる学校」って安藤サクラが言うところ、その時には言い間違ったけどそのまま使ったんかな?と思ってたけど、保利先生目線に進んだ後で、ほんまにその意味もあったんか………と思った
でもあのシーンでは、母親が怒りのままに捲し立てる中で言葉が逆になっちゃった興奮状態がリアルに見えるのが凄い

観て良かった、、
役者さん全員素晴らしくて引き込まれた
湊と依里の2人すごいな…………
り