怪物のpencilのレビュー・感想・評価

視点を変えて時間軸を行ったり来たりしながら、最初はボヤけていたものが徐々にハッキリと見えてくる。
そしてそれは最初に見て感じた景色とは全く違う結末へと着地する。
途中から全く違う話を見せられているのかと思うほど、視点を変えるとそこから見えてくるものが違って見えた。
ラストの坂本龍一さんのピアノは全てを静けさの中に沈めてしまいそうなほど作品に寄り添っていて素晴らしい。
それにしても、是枝監督の子役を選ぶ眼力と、あんなに難しい役を軽やかにやってのける子供達すごい。