このレビューはネタバレを含みます
公開が決まったときからずっと観たいと楽しみにしていた映画。
はじめは、湊の視点から見て、保利や学校側の態度にすごくもやもやする気持ちが溢れてた。けど、見る視点がガラッと変わると、ものごとの真実がどこにあるのか分からなくなった。
本当のことなんてどうでもいい。学校を守るためという校長先生の言葉は、人間不信になりそうだと感じた。
保利は、はじめはどんな先生かと嫌気がさしたが、生徒想いで、組織の中でも、真実を大切に、真摯に向き合ってきた人なんだと感じた。
校長先生の楽器を演奏するシーンで、
「そんなの、しょうもない。誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。しょうもないしょうもない。誰でも手に入るものを幸せって言うの」という言葉が妙に覚えてるシーン。
視点が変わることで、見え方が変わる。。その都度考えさせられる。
保利先生は、少しかわいそうだと感じた…
湊と依里の思いは、救われてほしいと思った。。。
坂本龍一さんの音楽が流れたとき、涙腺が緩んだ感覚があった。。
もう一度見たい作品。