何度も予告見せられたのに、中身の想像がつかない&評判も良さそうなので鑑賞。
鑑賞後文庫版も購入し読了しました。
「かいぶつだーれだ?」の声にてっきり、とてつもなく悪い子どもが出る話かと思ってました。
結果、とても良かったです。
安藤サクラさんは見事としか言いようのない演技だし、あてがきされた瑛太さんもハマり役でした。
そして、暗黒とでも形容したくなる田中裕子さんの静謐で冷ややかな空虚。
三部構成の中見えてくるのは、事実ではなくデマや思い込みで行動する我々人間の愚かさや恐ろしさ。
がらりと立ち位置が変わる構成は観ていて気持ちいいくらいでした。
最後の解釈を友達に説明する方が上映後にいらっしゃいまして、なるほど。
もっかい観ると発見がありそうです。