怪物のヒデのレビュー・感想・評価

今作は一つの出来事をさまざまな観点から見る映画で是枝裕和監督の最新作になります。単刀直入に言うと是枝監督の映画でもトップレベルに好きな映画でした。観点や考えが違うが故のすれ違いなどがキャラクター間で起こっておりそれが誤解を生んでしまい「怪物」が誰かがそれぞれの人によって違う映画となっております。そのすれ違いの見せ方や流れが絶妙で個人的には何回も見たくなるような映画でした。演技は全員本当に素晴らしかったのですが特に安藤サクラと子役たちの演技が光っていました。2時間の映画にも関わらず短く感じさせるほど飽きさせるシーンはなかったです。