Kiko

怪物のKikoのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
4.1
CLOSEを想起させる10代のストーリー。クィア、家族、学校、ヒロインはもちろん、大人たちの様々な視点のシーンが組み込まれていて、その展開や気持ちの読めなさに、映画の醍醐味ってこうだよな〜と感じた。「誰にでも手に入らないものは幸せではなくて、誰にでも手に入るものが幸せ」校長先生の台詞、印象的。誰もが怪物になり得るし、誰もが正しいわけじゃない。自分の正義を相手に押し付ける「相手の否定」は本当にとてつもない暴力性を秘めている。

教授の音楽も素晴らしかったです。
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