情報解禁されてからとても楽しみにしていた映画。
脚本の坂本裕二さんが好きで、でもワクワクというよりかは怖いもの見たさのような気持ちで鑑賞。
どちらかと言うと是枝監督の色の方が強かったかな。
小学生の子供を持つ母親の安藤サクラさん目線、小学校教師の永山瑛太さん目線、子供2人の目線の3部作のような作りで、はじめの方は学校関係者の態度にイライラと気持ち悪さしか感じずモヤモヤしていたけど、段々とクリアになっていくうちに別の種類のモヤモヤが…
先入観、近くにいる人からの影響、偏見、思い込み、無関心、自分の中の正義などなどは他人と共有することは出来ないし、自分以外の人がどう思っているかを見抜くことは出来ない。
推し図りながら、様子を見ながら、先回りしながら生きてるけど、なんとなく諦めてしまってるんだな、と。
すっきりもさっぱりも納得もしなかったけど、希望は持ちたいと思った。