このレビューはネタバレを含みます
タイトルの怪物とは？誰なんだ？と犯人探しの様な目線で見始めた。だから序盤は先生が不気味だし怪しく見える。
けどこれ、、視点が変わるとまるで違う。
母の視点、教師の視点、子どもの視点と物語を多方面から見れる作りがそれぞれの気持ちになって見れてとても良かった。
誰しもが怪物になり得る。
子どもからしたら大人のその何気ないひと言がおもりになる。
親は自分の子どもの言うことを信じるし、子どもにこうであってほしいと願う。
最後の結末は視聴者に委ねる感じで終わったから、色々とレビューを読んだけど、自分たちを取り巻く環境は何も変わっちゃいないけど、世界が変わったんだっていう見方をしてる人のがしっくりきた。
やたらと、「男らしくないぞ〜」「お父さんの様に〜」「将来結婚するまで〜」っていうセリフが妙に引っ掛かるように出来てたからなるほどなぁと。
今のこの多様性という時代に合わせた映画なのかなぁ…。
色々と考えさせられたし、子役の2人がとても可愛くて小学生のあどけないところも、演技もとっても上手だった。
