怪物のじゅりのレビュー・感想・評価

まず「怪物」というタイトル名が秀悦だと思いました。怪物=目には見えない「概念」のような形で描かれている。

この作品の主人公は1人ではなく複数人。
その1人1人の人物像が長く描かれていたり時系列に沿って物語が何度も巻き戻って伏線や謎を回収していくトリックが面白かった。
あの終わり方も、人によっては感じ方が全く異なるんだろうなという感覚。

自分という存在やいつかの言動も、誰かにとったら怪物という存在になっていないか不安になりました。