インドのスパイとパキスタンから送り込まれたテロリストが殺し合いをする映画。
初っ端の脱出シーン、アバンから「こういうアホ丸出しテンションの大味アクション映画ですよ！」という宣言がされていて、思ったより気軽に楽しめる。水着の男女がHIPHOP調のビートに合わせて歌って踊るシーンは「ワイスピ」、特殊なガジェットを駆使していくスパイシーンは「007」や「M:I」、ナイフを使ったタイマンバトルは「CA/WS」と、ハリウッドの面白アクション映画の面白シーンをサンプリングしまくってる感があって全編飽きさせないのも良い。一部スパイ映画としては王道過ぎて読める展開があったり、僕の嫌いな「実はあの時こうなっていた」的後出し展開があったりするのは頂けないんだけど、このノリと勢いで見せられると許してしまう。
ココ最近のアクション映画で頻出している「走行している列車上でのバトル」シーンの中では、今作は一番荒唐無稽感が出ていて好きだった。
