藤

ミステリと言う勿れの藤のネタバレレビュー・内容・結末

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ドラマ未視聴、原作は読んでるんだけどもう内容ほとんど覚えてない状態で見たんだけど菅田将暉が演じる整くんすごく良かった🥦映画見てる最中は朝ちゃんのことを頭がおかしい人だと思ったけれど、考え直してみたら朝ちゃんもお爺さん達からセメントにたくさんの大きな跡を付けられたんだろうなって気づいてすごく切なくなった。自白してから朝ちゃんがしおちゃんにかけるとげとげ言葉が序盤で整くんが言ってた子供にかけた何気ない言葉が将来の罪悪感に繋がるかもしれない的なセリフとリンクして朝ちゃんもうやめて!ってなった。朝ちゃんを見ても分かるように幼少期に親から与えられる言葉や行動、環境は後々の人格形成に大きく関わることを再認識した。運だと言っても過言じゃないくらい、自分のセメントにどんな跡を付けられるかは分からなくて悪意がなくても思わぬ形で跡をつけてしまうこともあるんだろうなと思った。跡をつけることが必ずしもマイナスな訳じゃないと思うから、大人になってから気づくセメントにつけられた跡によるプラスな影響について気になった。私はやっぱり子育てできる自信がないことも再実感した(笑)あとしおちゃんにカウンセリングを勧めるシーンも印象に残った。わたしは自分の周りにいる人に比べてメンタルが強い方だと思っているけれど弱い人の気持ちも理解できているとも思う。でも根性論で考えすぎている一面があったり、心が脆くて弱い人の気持ちを理解できていても共感できなかったり、最低すぎて反省したけどメンタルが弱い人を見て優越感を感じちゃうこともある。整くんが言っていたみたいに心が弱い人が居ることは当たり前だと全員が思うこと、弱い心を簡単にさらけ出せる環境とか脆い心を修復できる環境が全員のすぐ側に存在していることが普通になったらいいなあと思った。整くんが言っていた女性の話にも共通してると思うけれど、男女どっちが優位とか心の強弱が立場の上下に繋がるとかみたいにも何事も自分との比較対象だと考えてしまう心理をまずは無くせるように頑張ろうと思った。漫画読み直そうと思ったのと、横から見ると鼻筋通ってて鼻が高くて綺麗なのに正面から見ると存在感があまりない菅田将暉の鼻になりたいと思った。「犯罪は努力が裏側に出ている。」みたいなセリフも印象に残った。
藤