ドラマシリーズよりも、もっとミステリといった感じでした。(ミステリと言う勿れと言われている手前、この表現をしてもよいのか悩みどころですが…)
また、音響が特徴的だなと思いながら見ました。
整くんのセリフによくある「僕は常々思っているんですが、」という一文。
ドラマシリーズから何度も出てきて、今回の映画の中でも、何度も言っていました。
そんなに毎回言わなくても…と思うほどに。
でもこれは多分、整くんが常日頃からいろいろなものを見て、いろいろなことを考えているからこそ出るセリフだと思います。
何も考えずに生きているただの学生だと彼は言うけれど、やっぱり彼はすごい人だと思います。
難しい事柄じゃなくても、日常の中にあるいろいろなものに感性を伸ばして、自分なりに解釈してみるって、やってみようと思えばいつでもできるだろうに、なかなかできる人はいないんじゃないかな。
彼が登場人物たちに与えるヒントは、名探偵や敏腕刑事みたいな頭のキレる人にしかわからないようなものではなく、日常から彼が感じ取ったことだと思うんです。だからこそ、彼の言葉はみんなの心に刺さるんじゃないかなと思いました。
