整は美術展で広島に来ていました。そこで、犬童の知り合いという狩集からバイトを依頼されます。わけわからず行くと、遺産相続の決め方がわけわからず、整もかかわっていくことになります。
犬童と狩集が出てきたり、整が最初に出てきますが、登場人物が一風変わった感じというのは分かるくらいで、何者なのかよく分かりません。ドラマを観ていないからだと映画を観た後に分かりました。
整が何の義理があるのかあれやこれやと巻き込まれてゆきます。蔵の中が気持ち悪いし、相続者の関係でだれが協力して、だれが対立しているのか気になっていきます。
有名な人が早くも、と思ったら、早い種明かしで当初想像していた話は終わってしまいます。
その後は当初示されていたストーリーや雰囲気からは思っていなかった展開になっていきます。たしかに伏線はありました。あと、真犯人は想像通りと言えば想像通りだったし、違うと言えば違いました。
整の正体は想像と違いました。観ていて脚本家自身が言いたいことを整に吹き込んだなと思うくらい、流れからは不自然な主張がありました。受け止め方はそれぞれでしょうが、時代には合っています。今後時代が過ぎたときに観た人がどう思うだろうか気になりました。