面白かった。
基本的なストーリーは古典的で王道。
両親の期待と個人の夢のジレンマ、正反対の性質を持つ相手(火と水)とのロミオとジュリエット的ロマンスなど。
それでもこれだけ面白いのは、エレメント(火水木煙)の描写がとにかくアイディアに富んでいて魅力的なのと、彼らの性質がドラマ上の盛り上げにきっちりと活きているからだと思う。
これまで忌み嫌っていた"水"が、彼と出会ってからは驚くほど美しく見える、みたいな描写にいちいち感動した。
エレメントたちが生き生きと動き回る街を見てるだけでも本当に楽しい。
ズートピアやSINGの、さまざまな動物の生活様式を考慮した街のデザインにも通ずる、アイディア満載の描写にいちいちワクワクする。
ひさびさにピクサー作品でビビッときた。