azuki

マイ・エレメントのazukiのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・エレメント(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

テーマは移民なのかな。
故郷を離れてて異国の地で成功を夢見るっていうのはかなりアメリカらしい。
相容れないと思っていた炎と水の両者が実際は分かり合えるという描写は偏見や世間体で相手を認識しているという現代の課題を描いたのかなと思った。

話自体は凄く感動的だけど、物語の過程が少し残念に思えた。浸水の原因が壁が壊れてたからってところから発展して、そもそも壊れた原因がもっと練られてれば面白かったのかなと。実は裏で炎の人々を恨んでる人が意図的に壊して浸水しやすいようにしていたとか、ただ老朽化で壊れてましたはもったいない気がした。一つ一つの場面は凄くいい(エンバーが他の街の文化を知って喜んだり、ウェイドの家族と親しくなるシーンなど)けど、物語全体としてみると物足りなく感じてしまった。

最後の水蒸気になったウェイドの復活がありだとすると、お父さんがどう亡くなったのか気になる。水の住人の死って実際どうなのかな。

炎と水以外の人々の要素が薄くなるのはしょうがないけど、続編あるとしたらそこを掘り下げるのかなと。

空気の人々が気球船に乗ったときに膨らむのは凄く好きな表現だった。
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