めちゃくちゃ良かった。今だからこそ見るべき作品。
最近のディズニーはリトルマーメイド然り"ポリコレ"全振りという感じで、今回も実はそんなに期待してませんでした。どうしても"ポリコレ"という単語自体が今は一人歩きしてしまっている状態で、肌感だけどいろんな人が「まーたポリコレかよ」と感じているんじゃないかなとは思う。ポリコレ=女性躍進／障がい／人種差別／LGBTQでしょ？みたいな、すごく表面的というかもはや彼らを特別視しすぎて逆差別というか、そんな印象。最近そういうテーマは正直食傷気味。普通に男女の恋愛見せてよ…とか思ったりするし。
けど今作はポリコレではあるけど、ディズニーが目指す本当のポリコレってこういうことなんだとすごく強く感じることができた。特にラストのあの"挨拶"のシーンでは、別にポリコレって全人類を平等に扱う運動というわけではなくて、文化や属性が違えば価値観が異なるのは当たり前なんだから、その違いを理解した上でリスペクトを持とう、という気概を強く感じました。月並みだけど、みんな違ってみんないいんだよね。。
そういう社会派的なメッセージ性はもちろん、やっぱり映像も言葉遊びもすごく面白かった。エレメントあるあるだったり、「水を差す」だったり（吹き替えで見たけど英語にも似たような表現はあるのかな？）、終始楽しく見れたしふたりが手を取り合うシーンなんて大号泣しちゃった。
大満足の1本となりました！
