このレビューはネタバレを含みます
キャラクターデザインがとっても素敵！🔥💧🌪️🌳
そしてディズニー/ピクサーは毎作演出が本当に凄すぎる…各エレメントの居住地や看板/広告のセールスフレーズ、エレメントジョークに至るまでアイデアに溢れすぎていて、それを探すだけでもとっても楽しい❤️🔥
物語自体はハッピーエンドだし、こういう終わり方は大好きなんだけど、やっぱりエンバーとウェイドの歩んできた道の険しさの違いが心にずっと、今も引っかかっている。でもこの引っ掛かりが大事なんだろうと思う。
移民二世として生きてきたエンバーは、見た目の印象よりもずっと慎重で、エレメント・シティの中での炎とその他の属性との間にある境界線を常に意識し細心の注意を払って生活している。
一方でウェイドは自由にその境界線を飛び越えていく。その奔放さはエンバーに良い影響をもたらすし、同時に思いやりがあってとても善良だ。
そんな二人を見れば見るほど、それぞれの背景にあるものの違いをひりひりと思い知らされる。し、やっぱり性格や性質は環境によって大きく左右されて決定されるんだなと、正直言うとその点は絶望した。でも絶望しながらほんの少しでも良く生きられるように頑張らないといけないと鼓舞もされた。
ピーター・ソーン監督が自身も移民二世であるバックグラウンドを以ってこの素敵な作品を作ってくれたことに感謝…現在や未来がままならなくても、相手を理解しようと努力することの大切さを優しく教えてくれる。名作なのでめちゃおすすめします。
Lauvを主題歌に起用したのも本当に最高だった！
