移民のお話だった。火はアジア系、水は白人。
引っ越して来た時に火だからって家を貸してもらえなかったり(=人種差別)、エンバーの両親がときどき言葉を間違えて直されてたり、ウェイドの実家で「英語うまいね」「え、生まれた時から使ってますから」ってやりとりがあったり。
火の街もリトルチャイナタウンみたいなイメージですよね。
かわいいアニメかと思いきや、けっこうリアルな描写がてんこ盛りだった。
エンバーの「家族のために自分を犠牲にしててでも返さなきゃ」って強迫観念も、儒教のアジア圏あるある。
「ひどい娘でごめんなさい」って泣くシーンなんて共感しまくってしまった。
一方で「自分の個性を活かして生きれば良いじゃん！」っていう水族の教育観はすっごくアメリカ的。
これってあまりにもリアルでパーソナルな話じゃない？と思って調べたら、監督が韓国人で、2世で、白人と結婚した方だそうです。実体験なのね。あの地面に頭つく挨拶も実際に韓国であるそうです。
エレメントたちのアニメーションならではのの動きは見ててほんとワクワクします。
色が変わったり、波打ったり、飛んだり、蒸発したり、楽しかった！
冒頭の船から降りてくるシーンは、千と千尋の神様たちみたいだった。オマージュかな
