現代社会の移民、人種の実状を元素に例えて本当にうまく表現してるなあという第一印象。ラストの写真で監督の人生を表現していたんだなと初めて理解したけど、欧米の白人社会の中でアジア系は少し浮く中で、元素の中で火は確かにちょっと異端というか、異質な感じするもんね、と思った。
火と水という、相反する、絶対に共存できないとされるエレメント同士が共に頑張り、自分にはないそれぞれの良さに惹かれ合い…ってとても素敵だった。実社会でもみんなそうであればいいよね、別に人種が同じであろうと違おうと関係なく。
癇癪やイライラは自分の心が何かを伝えたがっている、って案外気付きにくいけれどそうだなと。さりげなく盲点。
さすがピクサーだなあ。これまでの代表作が凄すぎてそれを超えるのが難しそうだけどすごい練られてちゃんと考えられて作られた映画だと思った、なんかフィクションなのにリアルですっと入ってきた。君たちはどう生きるか、ジブリも頑張らないとだよね(ピクサー育ちなのでピクサー派ではあるけども)
個人的には、
一緒にいない理由はいくらでもあるけどそれでも君が好きで一緒にいたい
みたいなセリフで1番きた。お父さんの娘が夢であるという語りも良かったし、ウェイドを集める(笑)シーンも泣けた。
