ピョンちゃん

荒野に生きるのピョンちゃんのレビュー・感想・評価

荒野に生きる(1971年製作の映画)
4.0
『バニシング・ポイント』のリチャード・C・サラフィアン監督作にしてディカプリオ主演『レヴェナント』の元ネタとなった作品(プレミアムネムネムさん、情報ありがとうございます!)。どこがどうアレンジされているのか、違いを楽しめました。
『バニシング・ポイント』との共通点としては「孤独な男の壮絶なロードムービー」であり「キリストがモチーフとして隠れている」といった点が挙げられるでしょうか。リチャード・C・サラフィアンの「敗者の美学」とでも呼ぶべき作家性を確認できました。『バニシング・ポイント』がアメリカン・ニューシネマの中で孤高の存在であるのと同様、本作も西部劇としては極めて異色な作品であるように思えます。想像していた内容とは違っていて意外性があってよかったです。
ピョンちゃん

ピョンちゃん