荒野に生きるの作品情報・感想・評価

「荒野に生きる」に投稿された感想・評価

これ、レヴェナントか…
リチャード・ハリスとジョン・ヒューストンの対峙、見応えあり。
ヒューストンは、監督としてより俳優としてのほうが良いですね。
hiroki

hirokiの感想・評価

3.0
ビーバーの毛皮を積んだ船に車輪を付け山を越えていく。帆をたたんだマストが十字架に見えインディアンの襲撃を撃退して進む密猟者達がさながら十字軍かのよう。船の上で指揮をとる隊長がジョン・ヒューストン(天地創造でノアを演じてた)。リチャード・ハリスはハンターの一人で冒頭で熊に襲われ瀕死の重傷を負うが仲間に見捨てられてしまう。そこからのサバイバル物語。あれ?どこかで聞いたような・・ってデカプリオのレヴェナントと同じ話じゃん。生肉も喰ってるよ
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

2.5
デカプリオ主演の『レヴェナント』と同じ、実在した漁師のサバイバル実話の映画化作品。
冒頭の本物の熊とリチャード・ハリス役のスタントマンの格闘場面が凄い!調教された熊とは思うが、山でこんなのと出会ったらこうなるという怖さが充分伝わってくる。
その後はハリスが片足骨折しているのに冬山を越えたりと、無理のある展開が続く。結末は先住民が何を言ってるのか分からず、何故襲撃を止めたのか良く分からなかった。
船を命がけで陸送していた理由も不明で、肝心なところが説明不足。

このレビューはネタバレを含みます

レヴェナントと同じ伝説を基にした映画だが、結末はまったく違い、爽やか。

ウサギに聖書を読み聴かせるリチャード・ハリスが印象的なサバイバル映画。
未開時代の北西部に獲物を求めやって来た隊の狩猟道案内人が熊に襲われ瀕死の重傷を負い、足手まといだからと捨てられる。そうこれはイニャリトウの「レヴェナント」と同じ、実在の罠猟師ヒュー・グラスが体験した過酷なサバイバルの旅の伝説を元にしたものなのだ。でも別物と言える。

(ザック・バスと名前が変えられているが)置き去り見捨てられた男は、自分の親代わりでもあった隊長に復讐心を抱きその一念で生き延びるのだが、彼の生命力には先住民族でさえ一目置く程。荒野の自然に順応し野性のように生きる内に、男は人間性を取り戻し、省みることのなかった妻の死後置いて来た息子に想いを馳せるようにもなる。復讐心を抱きながらも、彼が目撃する‘生命ある’ことに感動する場面は印象的。
1970年代アメリカン・ニューシネマのこんな処が好きだなあ。荒野でのサバイバルの過酷さに、主演のリチャード・ハリスはボロボロでほとんど台詞もないようなものの表現力素晴らしい!(熊も本物使ってるしねー!)
対決することになる非情であった隊長役もジョン・ヒューストンが演じているから男と男の対峙する場面に迫力あり!
けれど異色の西部劇というか、サバイバルの中で、人としての己を見つめ直す物語でもあるから、所謂西部劇的対決は望まないように。
しかし、それが良いのだ。
HK

HKの感想・評価

4.0
『レヴェナント』はスクリーンから手が伸びて頭を鷲掴みされてるような感覚になる破格の映画で凄かったが、どちらかと言えばこっちの方が好きかな、と思う自分は古いタイプの映画ファンなのだろう。同じくヒュー・グラスの伝説を映像化しているのだけど、復讐の旅に出るのはあのリチャード・ハリスで、ディカプリオの眉間の皺も相当なものだが、ハリスはあの顔をさらにしかめて敵を追うのだ。しかもその相手はジョン・ヒューストン(『レヴェナント』ではいい人だった隊長が、この映画では主人公を捨てる)ということで70年代映画のファンにはたまらないものがあるのだが、元ネタが伝説だけに曖昧な部分もあり、両作の設定の違いが面白い。ディカプリオは息子を護って旅しているが、このハリスは息子が鬱陶しくて捨てた過去があるのだ。ヒューストンはハリスの父親代わりだったという背景もあり、本作はそして父になる、物語と言える。あるいは古いので、熊に襲われるシーンとかはショボイものを連想されるかも知れないが、ちゃんと本物を使っててかなりの迫力。貪り食う肉だって血が滴ってるし、ザリガニだって鷲掴んで食ってる(ように見える)。前のが面白いよ、とか言うと、オッサンが観てないと思って言ってるだけでしょ的に思われるかも知れないが、この映画はとくにTV放送時に熱狂した10コくらい上の人が結構いて内容同様、伝説だったのだ。それを、やはりそのくらいの歳の映画のパイセンに頼んで観せて貰ったのがもう10年以上も前になる。未だDVD化されず。伝説は語り継がれなければならない。そのためにも早期のソフト化を!コメントはこれが初めてだが、登録が多いのはみんなが待望してる証拠だ。