まつだ

絶好調のまつだのレビュー・感想・評価

絶好調(1965年製作の映画)
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冒頭の月が消えていく映像が美しく、それに続く朝の光景が清々しい。対照的に鉄条網の中の息苦しさよ。テントから這い出てくる間の抜けた姿勢にエテックスらしい視線で見つけてきたな、という感じがした。ユーモアの配分が絶妙な批判が込められていた。鉄柵越しの面会とかも風刺が聞いてる。
1963年が大脱走で本作は65年。『健康でさえあれば』から切り離されて短編として作られたらしいが確かに上手くまとまった少品だと思う。