自然を消費する林業を営む父と自然に飲まれつつある旅館を営む母、両者の間で揺らぐ娘に失踪する祖父。
と、設定は面白いんやけどストーリーの展開がほぼ無くてセリフもほぼ無しやからこちら側がかなり汲み取り咀嚼する必要がある。それを良しとするか否かでかなり評価が変わると思う。
映像は本当に綺麗。印象に残るカットもいくつかあったんやけど、それらが面白さにつながってるかというと微妙な感じ。やで、見方によっては古き良き日本の情景映像集みたいになってしまう。
なんにせよ奈良のプロモーションムービーとしてはそこそこ良い作品やとは思うけど、映画としては好みの分かれる作品やと思います。
ちなみに私は好きなやつでした。短いから見れたとも言えるけど。