先の見えない人生に翻弄されて傷付きながらも一歩ずつ生きていく。残された時間によってそれぞれ人生への向かい方も変わる。ドラマパートの台詞が極端に少なくだからこそ逆に街並みやそこに生きている人達の切り取…
>>続きを読むキネカ大森の二本立て上映にて!
(も一つの「幻の光」と、凄く良いパッケージング)
「すべて、永遠じゃない」のキャッチフレーズの通り
静かにゆっくり消えていく山間の人々の暮らしを記録している。
本…
シゲ爺が失踪している割に猫が帰ってこないぐらいの構わなさなのは限界集落だからか?
大枠のあらすじはあるものの雰囲気と空気感を楽しむ映画と感じた。
ただ主人公のイヒカという名前は現実には恐れ多くてつけ…
昨年たまたま朝日館に宿泊し、映画のことを知る。
時間が止まっているような、昔と今が交わっているような不思議な旅館(「千と千尋の神隠し」で千尋が両親と車を降り、トンネルを抜けて行った先のような感じとで…
伝統の奈良が舞台というのが効いていた作品だったと思います。
変わらないように見えるってことは、変わり続けていることなのかなと。
劇中登場人物の間で面白いくらい会話にならないのが印象的でした。
…
霧の淵、居心地が良いけど永くは続かない。
幻の光との同時上映だったので、縁側から見える海の風景と山の風景がオーバーラップして、最後は涙が止まらなくなった。
大きなダムの水面を見つめる母親を家に帰ろう…
『霧の淵』河瀨直美プロデュース作品らしく〝そこにいる〟という情景をリアルなままにフィルムで掬い撮る。これからの不安〈村〉これからの希望〈娘〉の対立軸に水川あさみが自然体で溶け込む奇跡。風に当たる硝子…
>>続きを読む奈良の自然風景がひたすら美しかった。
淡々と生活を描きながら、どこかノスタルジーや、寂れていく街への郷愁を感じさせられた。
宴会場を遠くから眺めるショットを、後から回収してきたのは良かった。人生が巡…
©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva