sonozy

無垢の瞳のsonozyのレビュー・感想・評価

無垢の瞳(2022年製作の映画)
3.5
アリーチェ・ロルヴァケル脚本/監督作。
2013アカデミー短編映画賞ノミネート。

戦時下、孤児の少女たち17人が暮らすカトリックの修道院(寄宿学校)でのクリスマスの物語。

監督のお姉さんアルバ・ロルヴァケル演じる、厳格な修道院長は少女たちに抑圧的な態度。
ある一件で院長から「悪い子」呼ばわりされちゃう、おとなしい性格の生徒セラフィナちゃん。
彼氏が別の女を好きになったのを正気に戻させてと、何故か少女たちにお祈りを求める(笑)裕福なマダム(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)。
院長から安い賃金しかもらえない煙突の掃除人。
などが登場するクリスマス・イブ〜当日。

食事の時間。卵を70個も使ったという美味しそうなケーキ(ズッパ・イングレーゼ)がマダムから送られたと少女たちに話すシスター。だが、院長は・・・

原題『Le pupille』はラテン語“Pupilla(小さな女の子)”からと解説にありますが、仏語では“孤児 or 瞳”という意味のようです。
院長に抑圧されている“無垢の瞳”の少女たち、セラフィナちゃんの言動に注目です。
sonozy

sonozy