桜の花舞い上がる道を

波紋の桜の花舞い上がる道をのネタバレレビュー・内容・結末

波紋(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ホースからちょろちょろ流れ出る水
枯山水は水を使わず水を表現
部屋中いっぱいの「緑命水」
それぞれの言動により生じる波紋 
妊娠宣言が最強波紋

心穏やかに過ごすために入信した新興宗教。怒らず、許す事で魂を浄化させる教え。感情を無に一心不乱に宗教の歌と踊りをするメンバー😆

個性派揃いのキャスティング
江口のりこ・平岩紙・ムロツヨシ!贅沢。

先生の波動・精霊・あなただけ・特別に等、言葉巧みに高額宗教商材をすすめるキムラ緑子さん きっとこういう幹部いる(笑)

お掃除パートさんとの会話が、主人公の本音だね

勝手に出ていき、ガンになったからって帰ってきた夫。光石研
薄汚いし、食事や足の爪を切る姿 めっちゃうっとおしい。

葬儀屋さんが庭の波紋を気にするあまり、足元よろめき 棺を落として夫の手が出てくるシーンは主人公と一緒に笑っちゃった。

ちょいちょい場面転換時に、手拍子のクラップ音が流れていたのはラストの喪服フラメンコに繋がる。 
白→赤襦袢に変化して、筒井真理子様とても生き生きして、色っぽかった。 
最後のセリフは「オーレッ!!」😆

この主人公は本来、情熱的な気持ちを持ってたんだね
きっとあの新興宗教からも抜け出したと思う。
だって、諸悪の根源の夫を見送ってスッキリしただろうし(笑)