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最後まで行くのtatariのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
2.0
点数は広末涼子の可愛さに全振り!

藤井道人監督は善悪の二項対立における悪の描き方がとにかく下手な印象があるけど、悪者オールキャストな本作ではこの悪い部分がてんこ盛り。

「過剰演出で顔芸に走る役者陣」「ご都合主義で全てが構成されたストーリーライン」「ヌルい暴力描写」「死体処理/葬式/敵との対峙が3日間に同時並行するタイムリミットものなのに、時間の感覚がいい加減すぎる」etcなど、数分おきに訪れるツッコミポイントに引っかかってノイジーな鑑賞体験となった。

一時期の三池崇史や園子温のように本人の資質と関係なく、あらゆるジャンルの監督オファーが藤井監督に来ているような気がするけど、打率が低い作品を量産するよりは、もっと作家性にあった作品に集中して欲しいと思うのは「ヤクザと家族」はすごく傑作だと感じているから。
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