山奥の村に生まれ、生贄となる運命を背負わされた少女の35年後の物語。
実際は、小高恵美さんの芸能活動35周年記念作品。
一本の作品として観た場合には物足りない。要所要所が説明不足で不親切。それは、この作品が80〜90年代の怪獣映画を観てきた世代の観客向けだからだと思う。当時の気持ちや知識で補填すると丁度いい感じになる。
ホシクズに対するアキの思いは、ゴジラ（平成VSシリーズ）に対する小高さん（或いは三枝未希）のそれではないかと強く思わせる。
三枝未希はVSシリーズの「人柱」だったのかもしれない。
そして、怪獣の呪縛を断ち切れないアキを救い出そうとするのが、VSシリーズ他、平成の特撮作品に出演されてきた方々というのがまたグッと来た。新城さんが未希を助け出そうとしてるとか泣ける。
「HOSHI 35 ホシクズ」は、小高さんが本当の意味で自由になるまでの物語でもあるのかも。
ちなみに冒頭はもろ「ゴジラVSスペースゴジラ」だったなぁ🤣
