試写会にて。
承認欲求が強くモンスター化していくシグネ。
彼は芸術家だが自分より注目されるのが気に入らない。
自分をもっと心配して欲しい、注目して欲しい。
そんな欲の行く末は「被害者」になることだった。
ポスタービジュアルのポップなイメージで
この映画を見るとなかなかハードでちょっと驚くかも？
シグネが何をしでかすか分からないゾワゾワした
不安感や人間性の澱みの演出は流石北欧！
という感じがした。
もう冒頭から彼氏も含めてイカれてる！
胸糞悪く人間性を疑うようなキャラのシグネ。
見た目がなかなか可愛く
メイクも服もさり気なくてオシャレ。
褒められるのはそこくらいしかない。
自己愛と承認欲求に塗れて突き進み
それに対する周りの人の反応が面白い。
映画を見ている自分とも重なるので
一緒になってハラハラドキドキしてしまう。
薬を乱用するシーンがポップなのと
たまに妄想か現実か分からなくなる演出が
彼女の心理と言うか現実逃避さを表していて
とても良かった！
単なるホラーやリアリティだけでなく
エンタメとして楽しめた。
