ユメル

せかいのおきくのユメルのレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
3.7
どんなに偉い人も、綺麗な人も生きている限り、糞をするわけで。そんな糞の売買を生業とする最下層で生きる若者が2人。
どんなに蔑まれようと、糞みたいな世界を何とか生きるため、糞にまみれ続けていた。
そんな世界を清らかにするかのごとく綺麗な恋模様。モノクロの世界にパッと鮮やかな色がつくようなそれはまさに青春という名の光。

江戸時代の日本人のご近所同士が手を取りながら、何とか生きている姿にしみじみしながら、私は今日も食って、飲んで、寝て、糞をして生きていく。
ユメル

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