ユメルさんの映画レビュー・感想・評価

ユメル

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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

同性愛を全面的に押し出してしまった分、共感できる部分が若干減ってしまった感が否めないけれど、孤独な主人公を満たす親の愛、恋人の愛にはグッとくるものがあった。
その愛が例え空想上のものだとしても、人はそ
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.8

誰もが皆、何かしらの秘密を抱えながら生きている。しかし、その秘密のレベルや性質によっては、人は怪物と化してしまう。
たとえ、直接、人を傷つけてしまわなくても、それが世に出てしまったがために悪となること
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

とにかくバリー・コーガンに尽きます!
最高に気持ち悪くて、不気味すぎ。
ラストシーンなんて、もう気持ち悪いを通り越して、逆に清々しい気持ちになってしまった。

最上級の愛は愛される側が必ずしも幸せにな
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.0

14歳の少女プリシラと恋に落ちてしまうエルヴィスがもはや警察案件でビックリ!
そして、そんな大スターと結婚しても苦労しかないよね…。歳が離れているとか、そういう問題じゃなくエルヴィスみたいな人とは中々
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貴公子(2023年製作の映画)

3.8

貴公子がキザすぎて、だんだん可笑しくなってきてしまう…。そのくらいノワールでありながら、コミカルに仕上がっています。
しかし、韓国映画らしく、暴力描写や殺人描写に手加減はしていないので、安心してくださ
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アクリモニー: 辛辣な復讐(2018年製作の映画)

3.5

もう少し我慢していれば良かったのに…。
糟糠の妻があれよあれよと言う間にただのヤバイ女に成り下がってしまう、地獄のようなお話。

仰天ニュースだったり、アンビリバボーのようなバラエティーで取り上げられ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.5

呪われたレスラー一族。
彼らは一体、何に呪われたのか?
リングの神様か?それともレスラーだった父親の叶わなかった夢か?

実話とはいえ、ヘビーすぎる。ヘビー級だけに…。という冗談なんて言ってられないく
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毒娘(2024年製作の映画)

3.0

毒娘になってしまったのは毒親の存在があるからだ!と言わずにはいられない。
終始、父親のモラハラっぷりにイライラ💢させられた。

赤色が嫌になるくらい、赤にこだわっている作品でしたが、もうちょっと倫理観
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.6

肉体的なグロさよりも精神的なグロさを感じる。それはやはりミア・ゴスの存在感がそうさせているとしか言いようがない。
そして、そのグロさのレベルは心の中が理由がわからなくなるくらいトリップしてしまって、ズ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

リアルな女心、男心の両方を描いた恋愛映画って、実はそんなに無いような気がする。

36歳、良い年の男女の良い意味で大人になりきれていない部分にピュアさを感じ、そして、大人になったことで距離を置かなけれ
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

雄大だけど、決して人に優しくない大自然。
その中でいかに人間がちっぽけな存在であるか。そして、そんな厳しい環境下で、若い牧師は神から一体何を得たのだろうか?

随所に見られる牧師の人間的に未熟な部分。
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

製薬会社の創業者一族が巻き起こした薬害事件に対する抗議とその抗議活動を主導する、写真家ナン・ゴールディンの半生を追ったドキュメンタリー。

大企業相手だからといって、泣き寝入りしてはいけない。アクショ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

本作は原爆の怖さを伝える映画ではなく、原爆という人類を破滅に追いやる兵器を開発してしまった天才の葛藤がテーマの映画である。

だから、原爆の本当の悲惨な部分が描かれていないのは残念なことではあるが、オ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

想像以上に重かった。

ありえない、あってほしくないことがいつ現実になってしまうかわからない。
だから、本作のような非現実的なストーリーであっても、リアルさを感じてしまう。
このやり場のない感情をどう
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.6

大切な人を奪った者に何回も復讐を!

他のタイムリープものとは異なり、決められた時間軸から抜け出そうと必死になる訳では無いという斬新なストーリー、かつ、その時間軸の中で必ず復讐を果たすという残虐さに面
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.6

愛する人を失って、はじめて気づく。
果たして、本当に愛していたのだろうかと云うことを。

愛のカタチは人それぞれではあるけれど、うわべだけの愛では、本当に愛しているということにはならないのかもしれない
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

映画に対する愛が溢れまくっています。

映画を撮ることの難しさ。映画を上映することの難しさ。そんな困難を乗り越えた先に待っているものは一体…。

前作は暴力的な熱量を感じたけれど、今回は映画への内に秘
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.3

先入観によって、事件の操作方法が固められたことで、浮き彫りになる殺された女子大生の驚くべき人間関係…。
男女の溝が事件を迷宮入りさせてしまうのだ。

すっきりしないモヤモヤとした感じがずっと心を支配す
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

少々退屈さを感じ、消化不良感が否めなかったPART1とは打って変わって、迫力ある戦闘シーンや体に伝わってくるような振動を発する爆音、そして重厚な人間ドラマが休みなく繰り広げられ、あっという間の166分>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

この作品で描かれていることは非現実的なものではなくなってきている。つい先日起こった中学生による美人局事件。その事件と内容は違うけど、本作を鑑賞中、ずっとその事件のことが頭をよぎっていた。

日本という
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.5

犬小屋に入れられ、父親から暴力を受けて育った車イスの男の壮絶な人生を犬と愛と暴力を交えながら描いた一作。

精神科医との対話をベースに物語は進んでいくのだけれど、正直、そんなに狂っているようなサイコパ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

とにかくしんどい。
こんなにも胸が苦しくなってしまうなんて…。
しかし、同時に心が救われもした。

中々、人には打ち明けられない悩み。それをすべてさらけ出せる存在がいるかいないかで、住む世界や人生が大
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

ドタバタ系スパイ・アクション。
スパイ=スマートで格好良いというイメージを覆す、コメディー度が強めの作品。それでも、目まぐるしい展開には、ハラハラドキドキ感が高まってきて、胸熱です。

そして、やっぱ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

ベタなスポ根モノだけど、メラメラと心に炎が灯るような熱さはなく、南国らしい陽気さ、タイカ・ワイティティ監督らしい緩さがあって、とても気楽に観てられる。

MCUシリーズの監督を任されるほど、出世を果た
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

凄まじい熱量の法廷劇。
視覚障害者の息子の心情を考えると、母親が父親を殺したのかどうか?という以前に、法廷で明かされる、夫婦間のトラブルを聞くだけでも胸が痛くなってしまう。

結末を含め、全然スッキリ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.2

ガイ・リッチー監督らしい、いつものスタイリッシュさが封印されて、終始、緊張感と重厚感を漂わせる素晴らしいヒューマンドラマに仕上がっている。

タリバンという野蛮で極悪非道の組織が牛耳るアフガン。そんな
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

前評判が最悪だったことが良かったのかはわからないけれど、言うほど悪くはなかった。
しかし、予告でさんざん謳っていた本格ミステリー・サスペンスの要素は何処へ?

また、今後、スパイダーマンとコラボしない
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

ハウンとミソ。
二人の16年の日々から感じる、青春の甘酸っぱさ、思い通りにいかない人生の難しさ。そして、ケンカをしても、遠く離れて暮らしていても、心の何処かでお互いのことを思い合っている友情の素晴らし
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

今回も相変わらずマブリー無双!
それを観ているだけで、こちらも自然と元気になれちゃう。

ゴリゴリの暴力シーンの合間合間に挟まれるコメディーシーンがより微笑ましく思えるのも良き良き♪

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

ヴィーガンの考え方の異常さを最大級に皮肉ったB級スプラッター映画。

アメリカ映画だったら、もう少し、バカバカしく派手に殺しまくるシーンを多用していたであろう。しかし、本作はフランス映画なので、どこか
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

我々は一体何を見せられているのだろうか?と思ってしまうような3時間。

ボーがおそれている不安や恐怖の数々。何が現実で何が幻想なのか?その境界線すら、良くわからないまま、イカれた世界にどっぷりと浸かっ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.8

人生を歩んでいくうちに、じわじわと自分の心の中を侵食していく儚さや切なさがスクリーンから滲み出てきていたけれど、私にはまだ早かったような気がする。

これから先、5年、10年と時が経つに連れて、監督が
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

優しさ100%で作られたような作品。

人に中々言えなくて、そして理解されないようなことを抱えながらも周りの人達の優しさや温かさによって、しっかり生きることができている主人公の2人。ドラマチックな出来
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

目が見えるのに、人は時に盲目になる。
権力者の前で、権力者やその周辺で起きた悪事に対して、見て見ぬふりをするのは最たる例だ。
弱者にとって、それを見て見ぬふりするのは生きていく上で仕方がないことかもし
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.0

株の知識が無くても、全然楽しめます。(ただし、空売りくらいは知っておいたほうが良いです。)

コロナ禍のアメリカで起きた、株取引の大騒動。個人投資家VS機関投資家。SNSを駆使した持たざる者たちの団結
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罪と悪(2024年製作の映画)

3.5

もう少し白黒はっきりつけるような終わり方が望ましいところで、これが韓国ノワールだったら、もっとダーティーに描いていたのだろうと思うと、物足りなさを感じる。

描きたい内容や世界観には非常に賛同したいけ
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