とても久々に【完】で終わる映画を観た。
正直観に行く気はなかったのだけど、別の作品の時に流れた予告を観て「佐藤浩市親子共演なんだ!」と気になってしまい。
その浩市氏いわく「見たようで全く見たことのない時代劇」
まさにその通りだった。
なぜモノクロ映像なのか?は開始数分で理解。
もしカラーだったら斬新すぎる。
で、なぜ『せかいのおきく』?
皆が口々に語っていた『せかい』
所々急にカラー映像になるタイミングで、こちら観る側の意識の世界にも訴えていたのかも。
見る目や思い込みで目の前の世界は変わるんだよ、と。
寛一郎くん、時代劇の衣裳だと本当にお父さんまんまだし、厠の内と外での2人だけのシーンは何か感慨深かった。
でも結局のところ、個人的には池松壮亮やっぱ上手い!が1番強く残った感じ。
そして相変わらず黒木華は、あの時代の人にしか見えない。